茶席での所作と着物

和室で畳のヘリを踏みそうになったときの足の運び方

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和室では、畳のヘリを踏まずに歩きます。

最近では、畳の部屋を歩く機会さえも少なくなっていますね。

ですが、知っているのと知らないのとでは、「いざ!」という時に大人として”引き出し”があると、落ち着いて振る舞えますね。

 

お茶では「1畳を6歩で」歩くと決まっています。

それは畳のヘリを踏まない歩き方でもあります。

ですが、畳の端から端へ1畳全体を歩くことばかりではなく、畳の真ん中や、中途半端な距離のところから歩き始めることも、多々ありますね。

ヘリを踏みそうになったり、次の1歩では畳を越えるか越えられないか微妙な距離になり、足をどう進めようか迷うことはありませんか?

 

このときに、目安になるのが「着物を着たときの歩幅」です。

ヘリを踏みそうになったとき、ヘリの手前までにとどめておくか、ヘリの向こうに越えるかは、「着物ならどうするか」をイメージして足を進めるといいですよ。

 

お茶の稽古はフレアスカートが多いため、歩幅を比較的大きく進められるので、普段から「小さめ」を意識するといいでしょう。

 

8畳の茶室では、ヘリを踏みそうになるのは、いつも大体同じ場面だと思います。

ヘリを越える・越えないをどちらもやってみて、「着物を着たとき」をイメージしながら、シックリくるほうを選んでくださいね。

 

畳で自然に歩けるようになると、お茶の稽古が今よりもっと楽しくなります♪

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  • この記事を書いた人
市川弘美

市川弘美

茶道の楽しさや「和」への感性、そして侘び寂びの「美」について、「茶の湯」のことを分かりやすい表現で文章にし、読者の皆さまへお届けします。

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