着物でお出かけ

「紋」は「私のものよ」というオンナの静かな主張

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神戸は来週、「だんじり祭り」です。

写真は、だんじりの山車が納められている倉庫。
倉庫の扉には、この地区の(?)「紋」が描かれています。

 

ところで、着物にも「紋」ってありますね。


※背中心に「一つ紋」。

 

お嫁入り道具に実家の「女紋」(おんなもん)を付けるのは、「これは私のものです」と胸を張って言えるようにだとか。

紋が付いているのは、着物だけじゃなくて、風呂敷やお盆、新年に使う重箱やお屠蘇とかもあったみたいですね。

女紋が付いていれば、嫁ぎ先でも、嫁のものだという証明だったわけです。
オンナの静かなる強き主張、といったところ。

いやはや、嫁ぎ先の家のものは、嫁のものではないってことー?

嫁には自由には使わせてもらえなかったのかな~。

嫁とは、覚悟の人物なり。って感じですね!

 

 

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市川弘美

市川弘美

茶道の楽しさや「和」への感性、そして侘び寂びの「美」について、「茶の湯」のことを分かりやすい表現で文章にし、読者の皆さまへお届けします。

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