がまんしないで、好きなことだけして生きよう。
がまんしちゃいけませんよー。
がまんは、体にも心にも良くない。
ここ数年、「個」が尊重される時代なのか、よくこんな言葉を耳にします。
少し違和感をおぼえるのは、わたしだけでしょうか。
茶室にいるときって、けっこう「がまん」するんですよ(^ ^)
ほんの少しだけなんだけど。
・昔は冷暖房は一切なく、暑さ寒さも、そのまんま。
・暑くても「あっつうーー」とも、「さむいっ」とも言わず、ふつうにすまして座っている。
・4~6畳ほどの空間で、共に席をご一緒している方と、お互いに思いやりながら時を過ごす。
・好きにおしゃべりは、できる感じでもない。
一人一人が、少しだけがまんすること、それはお互いに「思いやる」ことなんです。
がまんを全くしないで、
・「あっつーー」と扇子であおいだり
・狭くて、窮屈そうに振るまったり
・好きなことを好きなだけしゃべったり
すれば、どうでしょうか。
大人なら、そんなことをする人はほとんどいませんが、無意識のうちに、招待された御宅で「あっつーー」とか言ってたりして。。。
おもてなしをする側は、夏は涼しく冬は温かく、部屋を整えてから、お客さまを、お迎えします。
招かれた客として、少しだけ暑さをがまんするのも、思いやり・気づかいですね。
最初に書いた「がまん」とは、少し意味合いがちがうかもしれないけれど、「がまん」は悪くないよねーというお話でした。
<お知らせ>
第2回侘び寂び茶会:3月30日(金)
春らんまん♪茶室で花見の風情を楽しみます。