思いやり・気づかい

ハガキ1枚の温もり

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最近、ハガキのお便りをいただきました。
とーーっても嬉しかったので、私も見習おうと思ったんです。

 

茶道の正式な茶会を「茶事(ちゃじ)」といいます。
炭をつぎ、懐石料理、お菓子、お茶~という流れで、およそ4時間。

この茶事に招かれたら、茶事の主催者である亭主宅に、前日にお礼に伺い、後日にもお礼にお伺いします。
それが正式です。

 

ですが、時代の背景として、御宅に伺うのは遠慮するようになったこともあり、最近ではハガキや電話になりました。
身近な人だと、メールのこともあったかな。

 

大切なことなのに、だんだんと省略されるようになりましたね。
私自身、反省です。

 

 

こんな場合は、メールやメッセンジャーになっています。

・友人へオーダーしていたアクセサリが届いた。
・友人から贈り物が届いた。
・お願いしていた物を、旅先で買ってきてもらった。
・パーティに招待してもらって参加した。

逆の立場だと、お礼のハガキ1枚もらうと、ものすごーーく嬉しいですよね。
もちろん、後日メールで連絡してくれるのも嬉しいものです。

 

先日、お礼のハガキをもらったことがあって、感激しました!
言葉は多くなくとも、宛名もぜんぶ手書きで、温もりが伝わってきたんですよね。
手をかけてくださったことも、嬉しかったなー。

 

なので、私も見習って、何かを伝えたい時は、ハガキを1枚書いて送るようにしようと思ってるんですね。

相手を思う浮かべながらお便りを書いている、その時間も好きだし、心に余裕も持てそうです。

 

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市川弘美

市川弘美

茶道の楽しさや「和」への感性、そして侘び寂びの「美」について、「茶の湯」のことを分かりやすい表現で文章にし、読者の皆さまへお届けします。

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