11月はお茶のお正月とよばれ、「口切りの茶事」や「夜咄(よばなし)」など、お茶のお席に出かける機会も多くなります。
また、お正月には、お稽古場で「初釜」がありますね。
お茶席には何を着て行こうかなと、迷うことはありませんか?
まずは先生やお社中の先輩がたに、相談されるといいですよ。
これが回答なんですが、これだけで終わると記事になりません(笑)
亭主、客、水屋の手伝い、などその役まわりで多少は変わりますが、お茶席の着物について私が思うことをお伝えしますね。
【お茶席の着物】
お茶席の着物は、訪問着・附下げ・色無地がふさわしいと言われています。
私もそう思います。
お正月は、少し華やかな訪問着を着たりして、それも先生のお考えやお稽古場の雰囲気にもよります。
きもの雑誌などを、参考にされるかたも多いのではないでしょうか。
※2017年1月神社のお茶会にて。社中の弟子仲間のかたたちと一緒に。
考え方が色々とあると思いますが、お茶席の着物は、自分を表現したり魅せたりする装いではありません。
「和」を重んじ、歩みを合わせ、息を合わせ、「あ・うん」の呼吸で主客ともに楽しむのが、茶の湯の醍醐味。
大切なことは、その場にご一緒しているかたたちへの「思いやり」「気づかい」ということですね!
【着たい着物がある】
どの着物にするか迷うときには、2通りの迷いがあります。
一つは、附下げにするか、色無地にするか、それに合わせる帯はどれにするか。
もう一つは、自分が着たい着物が、付け下げや無地ではないけれど大丈夫かな、というものです。
着物を着るのは、めったにない機会なので、自分が気に入ったものを着たいものですね。
そんな時、どうすればいいでしょうか。
長くなったので、続きは明日お伝えしますね。